【プロの技、教えます】松(マツ)の剪定方法・基本を現役庭師が徹底解説!

剪定された松の木

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松の剪定を自分でやってみたい!

松の剪定時期を教えてほしい!

松の剪定にはどんな道具がいるの?

このような悩みに答えます。

松の剪定は正しい道具とやり方さえ覚えれば、誰でも簡単にできるようになります。

この記事ではプロの庭師の視点で、基本的なやり方オススメの道具を、どこよりも分かりやすく解説します。

プロ庭師の現場の経験を文章にしているので、松の剪定について知りたい人は、ぜひ目を通してみてください。

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いっぺい

もちろん岡山であれば福森造園にお気軽にお問い合わせ下さい。

この記事を書いた人
いっぺい

福森造園三代 庭師 庭ラブ管理人

福森 一平

年間250日、100件以上のお寺・個人宅を剪定

技術はあるけどアナログな親方にかわり、受け継がれた剪定の技、庭づくりの技術を発信中。「はじめての人にも分かりやすく」をコンセプトに、庭を愛する人のための情報メディア「庭ラブ」を運営しています。

福森造園公式HP:https://fukumori-zoen.com

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松(マツ)の木の剪定が大変な5つの理由

庭木の剪定の中でも松(マツ)の木の剪定は特に難しいと言われています。

なぜ難しいと言われているのか、理由を解説していきます。

理由1:葉が尖っていてあたると痛い

松(マツ)の葉は先が尖っていて、体にあたると痛いです。

作業を終えて手を見てみると、葉が刺さったあとの赤い点々がたくさんあり、お風呂に入ると染みて痛いことも。

手袋や手甲をつければ多少は軽減されますが、慣れるまでは痛みに耐える我慢が必要かもしれません。

理由2:手間がかかる

松(マツ)の木は刈り込みと呼ばれる、大きなハサミでバサバサと切っていくことはできません。

芽や枝を一つ一つ丁寧にハサミを入れる必要があるので、他の庭木に比べて非常に手間がかかります。

理由3:松(マツ)ヤニで汚れる

松(マツ)の木の幹や切り口からは松(マツ)ヤニと呼ばれる樹脂が出ます。

松(マツ)ヤニは手につくとベトベトし、そのまま作業すると汚れを吸着して真っ黒に。

さらに服につくと洗ってもなかなか落ちません。

理由4:数年後の姿を想像するのが難しい

松(マツ)の木に限ったことではありませんが、剪定は数年後の木の姿をイメージして行うことも大切。

ですが、数年後の姿をイメージするのはある程度の経験が必要なので、初心者のうちは難しく感じるでしょう。

理由5:切る箇所の見極めが難しい

松(マツ)の木は葉っぱのないところで切ると、その先は枯れてしまいます。

なので切る箇所をまちがえると大切な枝を枯らしてしまうことになりかねません。

このような松(マツ)の特性も剪定を大変にしている要因です。

松(マツ)の木の特徴・種類

マツノキの基礎知識

学名 Pinus

科名 マツ科

属名 マツ属

原産地 北半球

英名 Pine  Pine tree

和名 マツ

開花期 4〜5月

樹木型 常緑針葉樹

葉型 2、3本および5本束生

松(マツ)は庭木の王様

松(マツ)は、一年中葉が青いため「永遠の命」の象徴とされています。

また寿命の長さとゴツゴツとした幹の堅牢な姿から「庭木の王様」と呼ばれることもあります。

日本では昔から松(マツ)竹梅や門松(マツ)で知られるように縁起のよい木とされ人々に愛されてきました。

日本の代表的な6種の松(マツ)の木

日本のお庭に植えてある代表的な松(マツ)を紹介します。

黒松(クロマツ)

剪定された黒松(クロマツ)

黒松(クロマツ)は別名、雄松(オマツ)や男松(オトコマツ)と呼ばれています。

これは赤松(アカマツ)に比べて

  • 葉が硬く、太くて長い
  • 灰黒色の樹皮
  • 幹に力強さがある

からだと言われています。

海岸に多く厳しい環境でも生き抜くことができます。

一般に庭木の松(マツ)と言えば黒松を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

赤松(アカマツ)

赤松は別名、雌松(メマツ)や女松(オンナマツ)と呼ばれています。

樹皮が赤褐色なのが特徴で、赤松の葉先も尖っていますが黒松の葉ほど触っても痛くありません。

生えている場所は内陸に多く、赤松の根元にはマツタケが生えることも有名です。

こちらも庭木として人気の松です。

五葉松(ゴヨウマツ)

剪定された五葉松(ゴヨウマツ)

五葉松は日本固有の松(マツ)。

五葉松の特長は、五葉という名前の通り、葉が5枚で1組になっていること、そして銀色がかった緑の葉です。

古くから観賞用として人気があり、神社やお寺に多く植栽されています。

葉先は尖っていますが触っても痛くなく柔らかい感触で、枝も柔らかく柔軟に曲がり、このような柔軟な性質から盆栽としても非常に人気があります。

大王松(ダイオウマツ、ダイオウショウ)

松(マツ)の中では、もっとも長い葉をもつことから「大王」と呼ばれる。

葉の枚数は3枚で1組で、葉の長さは長いもので60cmにもなる(クロマツは10〜15cm)。

先に紹介した松(マツ)(黒松、赤松、五葉松)に比べると植栽されて本数が少なく目にする機会は少ないでしょう。

蝦夷松(エゾマツ)

国内では北海道内に自生しており「北海道の木」としてしていされています。

エゾマツの葉の長さは1〜2cmほどで、他の松(マツ)に比べても短く、葉の先は尖っているが柔らかく触れてもチクチクすることはありません。

樹皮は同類のアカエゾマツと比べてエゾマツは黒味をおびていて灰褐色。

住宅材としてだけでなく、バイオリンやオルガンなどの楽器の材料としても優れた木材だとされています。

琉球松(リュウキュウマツ)

リュウキュウマツはその名の通り沖縄や奄美大島に自生しています。

樹皮はクロマツにて灰黒色、葉はアカマツに似て柔らかく細い。

沖縄ではガジュマルなどをおさえて県木に指定されており、古くから街路樹、防風樹として植栽されています。

なぜ剪定をするのか?松(マツ)の木を剪定する3つの目的

そもそもなぜ剪定をするのか、剪定の目的について簡単に解説します。

目的1:美しい見た目を楽しむ

見た目を整えて美しく見せることは剪定の目的の一つです。

キレイに手入れされた松(マツ)の木は見ていて楽しいですよね。

  • 堅牢な幹
  • 複雑に曲がりながらも、整理された枝
  • 繊細な葉

自然に生えている荒々しい松(マツ)も素敵ですが、剪定されている松(マツ)も非常に美しいです。

目的2:木の健康を保つ

剪定には樹木の健康を保つ目的もあります。

不要な枝を取り除くことで日当たりを良くしたり、栄養を必要な箇所に集中させることができます。

また、大きくなりすぎて、周りの木の成長を阻害することを防ぐ目的もあります。

目的3:病害虫を予防する

木を放置していると、枯れ葉や枯れ枝に害虫が繁殖します。

剪定をして枝を間引くことで、風通しがよくなり害虫が増えるのを防ぐことができます。

また、栄養が行き渡ることで木の抵抗力も上がり、病気にかかりずらくなります。

松(マツ)の木の剪定に必要な3つの道具とあったら便利なモノ

松(マツ)の木の剪定に必ず必要な3つの道具と、あったら便利なモノを解説していきます。

松(マツ)の木の剪定に必ず必要な3つの道具

道具1:植木鋏

植木鋏は草花などの細かい作業をすることを目的に作られた鋏です。

松(マツ)の木の剪定では、松(マツ)の芽を切る際や枝を切る際に使います。

あまり硬い枝は切れませんが、松(マツ)の枝であれば十分に切断することが可能。

植木鋏にもよりますが、一般的に10mm程度の直径の枝まで切断可能なので、植木鋏が一本あれば松(マツ)の枝の9割を剪定することができます。

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道具2:ノコギリ

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植木鋏では切断できないような太い枝はノコギリを使用します。

おすすめは次の2種類で

ピストル型

持ち手の曲がっているタイプ。

持ち手が滑りにくく、細い枝などを片手でサッと切れるのが特徴。刃渡りは長めのものが多い。

折りたたみ式

携帯に便利なのが特徴。

製品によっては作業時の刃の角度を調整することができる。

刃渡りは短めのものが多い。

どちらか好きな方を使えば大丈夫です。

ちなみに私は折りたたみ式を愛用しています。

刃の種類に関しては「生木用」「剪定用」「万能」「荒目」のいずれかを選んでおけばOKです。

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道具3:三脚脚立

剪定する松(マツ)の木に合わせた脚立を用意しましょう。

いっぺい

脚の長さを調整できると、どこでもハシゴを水平に立てれるのでおすすめ!

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POINT

梯子は必ず三脚と呼ばれる脚が3本のものを使用しましょう。

理由は安定性で、脚が多い四脚梯子の方が安定すると思われがちですが、実際は三脚の方が遥かに安定します。

近年ではアルミ製が主流で、とても軽くなっているので女性でも簡単に使用することが可能になっています。

少し高価ですが最初から伸縮機能のついているものもあります。

いっぺい

見た目もスッキリしていて作業しやすいです!

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必須ではないが、あると便利な道具

次はあると便利で作業が早くなる道具を解説します。

背抜きのゴム手袋

背抜きと呼ばれる手のひら側にだけゴムのついた手袋。

手が汚れるのを防げます

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剪定鋏

硬い枝や太い枝を切る鋏。

植木鋏とノコギリの中間、あると便利

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手甲

汚れや外傷から手首を守る

個人的にはマジックテープのタイプが簡単でおすすめ!

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サック

植木鋏やノコギリを携帯する際にあると便利。

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ガーデニング袋

大量の剪定ゴミを入れておくことができ、頑丈なので枝を入れても破れずに安心して掃除することが可能。

また、袋が自立するのも非常に便利。

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剪定シート

剪定前に木の下に敷いておくことで片付けが簡単になります。

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いっぺい

剪定は道具次第で作業効率が大きく変わるので、要チェック!

春と秋にこれだけ守れば大丈夫!松(マツ)の木の剪定の基本

松(マツ)の木の剪定は基本を守っていれば大きな失敗は少なくなります。

それほど難しくないので一緒にチェックしていきましょう。

松(マツ)の剪定は春と秋の年2回行う

基本的に松(マツ)の木の剪定は年2回、春と晩秋に行います。

それぞれ剪定方法に名前があり

  • 春剪定「みどり摘み」時期:4~5月末
  • 秋剪定「もみあげ」「透かし剪定」時期:11月頃

このように呼ばれています。

地域によって時期は多少異なりますが、岡山県では上記の時期で剪定可能です。

葉(芽)のあるところで切る

松(マツ)の木は葉(芽)のあるところで切らないと枯れてしまいます。

なので、剪定をする際は必ず葉(芽)を残して切りましょう。

複数ある新芽は真ん中の芽をとる

枝先に複数の新芽がある場合は、成長の強い真ん中の芽をとるようにしましょう。

こうすることで成長を抑制しバランスの良い松になります。

3本の芽がある場合は真ん中をとり、あとの2芽をY字に残すことで枝の曲がった美しい松(マツ)に仕立てることができます。

ただし、他の芽と重なっている場合はこの限りではありません。

あえて端の芽を落として、トの字になるように落とすこともあります。

剪定は上から下に、奥から手前に向かって行う

剪定は上から下に向かって行うことで、先に剪定した箇所に後から切った枝が引っかかることを防ぐことができます。

さらに、奥から手前に剪定することで、すでに剪定した箇所に身体や腕が当たって傷付けることがなくなります。

松(マツ)の木の樹勢を抑える春の「みどり摘み」のやり方

春になると松(マツ)の枝先から数本の新芽が出てきます。

この新芽を「みどり」と呼び、みどりを折って取ることを「みどり摘み」と言います。

春のみどり摘みの目的は樹勢を整えること

春のみどり摘みの目的は松(マツ)の木の樹勢を抑えて均一にすることです。

元気な芽を取っていくことで松(マツ)の樹勢を抑えることができるので、春以降に松(マツ)がボサボサにならず、スッキリと見せることができます。

春のみどり摘みの時期は岡山では4~5月末

春のみどり摘みに適した時期は、地域やその年の気候によって多少変わることがありますが、4~5月末に行うのが一般です。

時期が早すぎると、みどり摘みをしたところから新たに芽がでてきてしまったり、逆に遅すぎると手で折れないので鋏を使うことになり時間がかかります。

桜が散ったあとが、ひとつの目安です

真ん中の強い芽をとり横の弱い芽を残す

松(マツ)の剪定

まずは松(マツ)の枝先から出ている芽の中で、真ん中の強い芽を手で折ります。

いっぺい

手で折れない場合は、鋏で切っていきましょう!

この時、みどりの付け根で折るようにしましょう。

中途半端なところで折ってしまうと、そこからまた芽が出てしまい樹形が崩れてしまいます。

最後に残した芽の長さが違う場合は短い方に長さを揃えます。

このときに、小さな芽は触るとポロッと取れてしまうので触らずに、長い方の芽を途中で折ることで長さをそろえます。

松(マツ)の秋剪定「透かし剪定」と「もみあげ」

松(マツ)のもみあげと透かし剪定

松(マツ)の秋剪定について解説します。

不要な枝を取り除き樹形を整えることを「透かし剪定」と呼び、夏に伸びた新しい葉の一部と去年の古い葉を除去することを「もみあげ」と呼びます。

「透かし剪定」「もみあげ」は一緒に行うほうが効率良く作業できます。

枝を透かし、葉をもみあげることで美しい松(マツ)の木に仕上げましょう。

「透かし剪定」「もみあげ」の目的は「美しさ」と「害虫予防」

「透かし剪定」「もみあげ」を行う目的は大きく分けて2つあります。

目的1:見た目の美しさ

  • 去年の古い葉
  • 今年の葉の一部
  • 枯葉
  • 枯れ枝
  • 不要枝

これらを取り除くと松(マツ)は非常にスッキリとして美しく見えます。

いっぺい

庭木は見て楽しむもの、見た目の美しさは大切ですよね!

目的2:害虫予防

古い葉、枯れ葉を取り除くことで毛虫などの害虫が身を隠す場所がなくなり、冬を越すことができなくなります。

結果的に春に出る毛虫の予防になるので必ず行うようにしましょう。

松(マツ)の木の透かし剪定の時期は岡山では11月から

透かし剪定は松(マツ)の休眠期である11月以降に行うことが良いとされています。

ですが、7〜8月の暑い時期でなければ、いつ剪定をおこなっても特に問題はありません。

松(マツ)の木の透かし剪定のやり方

簡単に透かし剪定のやり方を解説していきます。

STEP
透かし剪定のやり方:飛び出している勢いの強い枝を切る

透かし剪定でまずやることは、飛び出している樹勢の強い枝を切ることです。

根元に小さな芽があれば残すように切りましょう。

途中に芽のない場合は仕方ありませんが、もし途中に芽がある場合はその芽を大切に残すことで新しく枝を作ることができます。

STEP
透かし剪定のやり方:木を上から覗き、下が見えないほど枝が密集している箇所を見つけ、枝を間引きます。

ポイントは2つ

  • 枝をV字になるように残す
  • 上下に重なっている箇所は下枝を大切にする

枝先についている芽の数を1~2芽になるように調整しましょう。

STEP
透かし剪定のやり方:木から離れて全体のバランスを確認する
  • 飛び出している枝はないか?
  • 形はおかしくないか?
  • 広がりすぎていないか?

これらは剪定している最中には気づきにくいので、時々離れて確認しましょう。

松(マツ)の透かし剪定は慣れるまで難しいと感じるかもしれませんが、基本的なやり方さえおさえておけば大きな失敗はありません。

松(マツ)の木のもみあげの時期は岡山では11月から

もみあげの時期は松(マツ)が休眠期に入る、11〜2月中旬を目安に行いましょう。

休眠期にもみあげを行うことで松(マツ)への負担を最小限にすることができます。

※福森造園では作業を分けてしまうと料金も高くなってしまうため、松(マツ)の剪定=「透かし剪定+もみあげ」で考えており、一回の作業で終わらせます。

時期に関しても7〜8月の暑い時期でなければ特に問題はないと考えています。

しかし、柔らかい新芽を落としてしまうリスクもあるので、11月より前にもみあげを行う際は、慎重に作業しましょう。

松(マツ)の木のもみあげのやり方

STEP
正しいもみあげのやり方

もみあげをする際は、葉をむしる方向に注意しましょう。

葉の流れに逆らってむしってしまうと、樹皮がめくれることがあるので、斜めか、横方向にむしるようにしましょう。

松(マツ)の木のもみあげの方法
STEP
古葉もみあげ

まずは、手で古い葉を全てむしります。

古い葉は軽くむしるだけで簡単にポロポロと、とれます。

松(マツ)の木の古葉
STEP
新葉もみあげ

今年の葉も葉の枚数が5〜7枚になるように、少しむしっておくと綺麗に見えます。

松(マツ)の木のもみあげ

むしりとった葉が枝などに引っかかっていると、見栄えが良くありません。枝や幹などを少し揺すって落としておきましょう。

さらに詳しく知りたい方は、コチラの記事も参考にしてみてください。

松(マツ)の木の剪定の仕上げ

最後に全体を確認しておきましょう。

棚はお椀をひっくり返した形になっているか?

飛び出している箇所は切っておきましょう。

剪定した松(マツ)の葉が枝や幹に引っかかっていないか?

剪定した松(マツ)の葉を放置すると、茶色くなり見栄えが良くありません。枝や幹を軽く揺するか、軽く叩いて葉を落としておきましょう。

垂れた枝葉はないか?

垂れた枝葉は樹形を崩してしまいます。

垂れた枝は鋏で切り、垂れた葉は手でむしっておきましょう。

枯れた枝は残っていないか?

害虫被害や美しい樹形のためにも、枯れた枝は必ずとっておきましょう。

硬い枝は剪定鋏かノコギリで切りましょう。

これらを確認して剪定終了です。

松の木の剪定事例

当社がおこなった、松の剪定の事例を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

黒松の剪定

こちらは数年放置されていた黒松を剪定した様子です。

1つの枝に2つ以上の芽を付けないように、さっぱりと剪定してもみあげをおこなっています。

剪定前
剪定後
剪定前
剪定後

荒れた黒松の強剪定

こちらの黒松も数年放置されていたようです。

強剪定をおこない、枝をシュロ縄で引っ張って少し強引に形を整えました。

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少しずつ良くなっていくと思います。

剪定前
剪定後
剪定前
剪定後
剪定前
剪定後

3月終わり黒松の頭の剪定

剪定前
手前半分を剪定
剪定後
剪定後

頭の部分なので、強い芽はできるだけ切ってコンパクトに仕上げています。

頭の部分は成長力が強いので、他の部分よりもコンパクトにする意識が必要です。

黒松の芽に中芽をかけてから1年後の様子

このように中芽をかけると、芽の真ん中や芽の際から新芽が生えてきます。

こうすることで、間延びした枝を減らし、芽の詰まった美しい松に仕上げることができます。

松(マツ)の木の剪定方法まとめ

松(マツ)の木の剪定

難しいと言われている松(マツ)の木の剪定も基本を押さえて剪定すれば初心者でもチャレンジすることができます。

そうして、手入れされた松(マツ)は放置するより、確実に綺麗に美しくなるでしょう。

ですが、安全第一!

少しでも危ないと感じたら、プロにお願いしてみましょう。

下記の記事では、おすすめの剪定業者を紹介しています。よかったら参考にしてみてください。

いっぺい

もちろん、岡山県内であれば私たち福森造園に、お気軽にお問い合わせください。
無料でご相談・お見積りいたします!

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